今回は、発声のテクニックや歌い方ではなく、楽しく歌が上手くなる方法をお伝えしたいと思います。
もし、
「思うように歌えなくて歌の練習が辛い、、、」
「歌うことが嫌いになりそう、、、」
なんて思ってらっしゃる方がいましたら、ぜひ読んでみてくださいね。
Contents
歌が嫌いになってしまう前に、、
努力を努力と思わない
先日とある学習塾の看板に
「勉強の1番の成果はもっと勉強したくなることです」
と書いてあるのを見て、
「あ、歌と同じだ!」
と思いました。
音を楽しむと書いて音楽とはよく言ったもので、歌う事も楽しいことだと僕は思っています。
もちろん、上手くなるためには厳しい練習も必要です。特にプロの歌手を目指している人は相当努力が必要だと思います。
ですが、プロの歌手の方の多くに共通することがあります。
それは、
「努力を努力と思っていない」
ということです。
- 歌の練習が楽しくて仕方ない
- 音楽が好きでどんな曲でも聴いてみようと思う
- ギターやピアノの練習が楽しくて気づくといつまでも弾いてしまう
- TikTokの編集が楽しくて苦にならない
などなど、一歩間違えるとどれも辛くなってしまうことばかりですよね?
- 歌の練習、思い通りに声が出なくて辛い、、、
- 苦手なジャンルの曲も勉強のために聴かなきゃいけない、、、
- ギターやピアノの練習は疲れる、、、
- TikTokの編集、意外と時間かかるし今日はもう眠い、、、
こんな事を思った経験はありませんか?
特にプロを目指している方の多くは、必死であるが故に辛くなってしまうことが多いのではないでしょうか?
僕の教え子さん達も、やはりこのような事を思ってしまうことがあるそうです。
そうなると、上達も遅くなってしまいますし、良いものができなくなってしまいます。
「好き」という気持ちはとても強いのですが時に忘れてしまいがちです。
恋愛でも似たようなことがありますよね?
最初は「好き」という気持ちの方が圧倒的に大きくて、楽しいことばかりです。
しかし、付き合いが長くなってくるとちょっとしたことでイライラしたり喧嘩してしまったりします。
そんな時は改めて相手の好きなところや自分のダメなところを見つめ直して気持ちを切り替えたりしませんか?
歌や楽器の練習、音楽に対しても、一度見つめ直してみると変わると思いますよ。
「好き」な気持ちを見つめ直す
では、具体的にどのように見つめ直せば良いか?
まずは、どうして自分が歌を練習するようになったのかを思い出してみましょう。
- 憧れのシンガーのようになりたい
- 人前で歌うことが何より楽しい
- へこんだ時に歌に助けられたから、自分も誰かを助ける歌が歌いたい
- とにかく歌うことが好きだからもっと歌が上手くなりたい
人それぞれですが、歌を練習するようになった理由は絶対にあると思います。
それを一度思い出してみてくださいね。
そしたら次に、その時と同じ事をもう一度してみましょう。
- 憧れのシンガーのライブ映像を観る
- 人前で歌ってみる
- 自分を助けてくれた曲を、その当時を思い出して聴いてみる
- 得意な歌や最初に好きになった歌を歌う
いかがでしょう?
歌が「好き」という気持ちがちょっと戻ってきましたか?
それでは次に、歌の練習がもっと楽しくなる方法をお伝えしたいと思います。
楽しく歌が上手くなる方法とは?
マインドの切り替え
歌の練習といえば主に、楽曲の歌唱練習と「トレミファソファミレド〜」といったような発声練習がありますが、発声練習って正直つまらないですよね?笑
でも、発声練習はめちゃくちゃ大事なんです。
例えば
「B4」の音が歌の中では出せるのに発声練習の時だと声が裏返ってしまう
なんて経験ありませんか?
これはよくあることなんですが、言葉によって発声しやすい声としにくい声があります。
特に高い声は母音が「い」と「え」の言葉が出しにくいという方が多いです。
それと、メロディーの流れによっても出しやすい流れと出しにくい流れがあります。
諸々の条件が重なると、普段出しにくい高音が歌の中では出せる!ということが起こります。
ですが、発声練習だとごまかしが効かないのでしっかりとした発声ができてないと上手に声が出ません。
歌では出せてるのに発声練習では出ない、、もどかしいですよね、、
そんな時はまず、
「練習すれば必ず出せるようになる」
という事を頭に入れましょう。
- 練習すれば必ず憧れのあの人のように歌える
- 練習すれば必ずたくさんの人を感動させられる
- 練習すれば必ずあの声が出せる
そう思うと、頑張れるはずです。
それで、少しでも上達したり何かコツが掴めた時、とても嬉しいですよね?もっと練習したくなりますよね?練習して良かったってなりますよね?
その気持ちを忘れないでください。
余談:歌の中では出せる高い声の練習方法
ちなみに、歌の中では出せる高い声の練習方法ですが、下記を実践してみてください。
- 実際に歌ってその声になったら歌のメロディーを追うのをやめ、その声のまま出来るだけ伸ばしてみる。(途中で声が裏返ってしまったり喉が痛くなってしまった場合は喉に力を入れて力づくで出しています。)
- 再度歌ってその声になったら歌のメロディーを追うのをやめ、今度はその音でスタッカートで「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と横隔膜のポンプを使って発声してみる(おそらくこちらの方が上手く出せると思います)
- 「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」ができたら「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ」「フッ、フッ、フッ、フッ、」「ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ」「ホッ、ホッ、ホッ、ホッ」と言葉を変えて同じ音で発声してみます。
- できるようになっらもう一度、歌ってその声になったら歌のメロディーを追うのをやめ、その声のまま出来るだけ伸ばしてみましょう。横隔膜のポンプを使い、喉はリラックスさせましょう。
いかがでしょう?
最初よりは長く声を伸ばせたかと思います。
繰り返し練習していくと、徐々に喉の力が抜けて声がしっかり出せるようになると思います。
そうするとしっかりした発声になり、「トレミファソファミレド〜」とのような発声練習でも出せるようになります。
ぜひ練習してみてくださいね。
まとめ:ボイトレ基礎:歌が嫌いになってしまう前に、、楽しく歌が上手くなる方法とは?
ということで今回は、楽しく歌が上手くなる方法を解説してみました。
マインドって、とっても大事なんですね。
好きなことでも思うようにいかないと辛く苦しく感じる時がありますが、それは真剣に向き合って頑張っている証拠です。
なのでもし、辛くなってしまったらマインドをいったんリセットして、初心を思い出してみてくださいね。