今回は、1枚のティッシュだけを使って腹式呼吸と横隔膜のポンプを簡単に鍛えるメソッドをお伝えします。
この”ティッシュ・ブロウで横隔膜のポンプを鍛える方法”ですが、基本の腹式呼吸の確認やしっかりした声を出せる声の土台を鍛える事が出来ますので、どなたも是非やってみてください。
ティッシュ・ブロウで横隔膜のポンプを鍛える方法
練習方法①
まずはティッシュを1枚用意します。
ティッシュの角を親指と人差し指で摘んで持ちます。(右手でも左手でも構いません)
腕を真っ直ぐ伸ばし、ティッシュを顔の正面の高さまで持ち上げます。
摘んだ親指が自分の口元と同じ高さにくるようにしましょう。
摘んだ親指をめがけてフッ!!と短い息を思い切り吹き、ティッシュを遠くに飛ばすイメージで吹きます。ティッシュは摘んだままで、本当に飛ばしちゃダメです。
短く、勢いよく、口元はなるべく窄めて吹きます。
吹き矢を吹くようなイメージですね(あくまでイメージです。笑)
ティッシュが垂直になるぐらいに吹かれ、その時吹かれたティッシュからパツン!と音がすれば成功です。
この時、横隔膜が勢いよく上に上がって機能している感覚が掴めるはずです。
腕もだんだん曲がってきてしまうと思いますので、しっかり伸ばしながら吹く事も意識して下さい。
練習方法②
出来るようになったら、今度は10回連続で吹きます。1秒で2回のペースで吹いて下さい。
パツン!パツン!と一回一回しっかり吹きます。
さらに慣れてきたら、連続させる回数を増やしていきます。一気に30回、50回と増やし、100回連続で吹ける事を目指しましょう。
横隔膜の力で吹こう!と意識してしまうとかえって横隔膜付近の筋肉が固まり機能しなくなるので、短く勢い良く息を吹く事だけを意識しましょう。
練習方法③
さらに100回連続で成功出来るようになったら、吹くスピードを早くしていきます。
頭がクラクラすると思いますが、それが正解です。
100回×3セットを基礎トレーニングとして、毎日頑張りましょう。
まとめ:【ボイトレ基礎】腹式呼吸を強化!ティッシュ・ブロウで横隔膜を鍛える
そしてティッシュ・ブロウは横隔膜を目覚めさせる準備運動になるので、歌うちょっと前にやっておくと体が起きて声が出やすくなります。
特に午前中にリハーサルがある場合などは効果大ですので、是非やってみて下さいね。
腹式呼吸の基礎練習や声の支えの作り方についてはこちらの記事で説明していますので合わせて読んでみてください↓