ミックスボイス・ミドルボイス

踊【歌ってみた。】namelessさんの歌い方解説!

踊のイメージ

人気歌い手:namelessさんが歌う「踊」の歌ってみた動画が、本家のAdoさんとはまた違った歌い方をしていてとてもかっこよく、高音(ベルティングボイスやミックスボイス)を練習している人にとっては特に参考になると思いますので、今回はnamelessさんが歌う「踊」の歌い方解説をしていきます。

踊【歌ってみた。】namelessさんの歌い方解説!

まずはnamelessさんが歌う「踊」を聴いてみましょう。下記が「踊 歌ってみた。nameless」のリンクです。

https://www.youtube.com/watch?v=GNsj1tHXba4

特にサビ前のフックの部分の歌い方が、本家のAdoさんとは全く違うアプローチで歌っています。

発声の違いによって歌詞を下記のように色分けしました。

  • 色無し→地声
  • →裏声
  • 水色→ウィスパーボイス
  • ピンク→ミックスボイス(もしくは地声)

作詞:DECO*27
作曲:Giga・TeddyLoid

半端なら K.O. ふわふわしたいならどうぞ
開演準備しちゃおうか いてもってもしてね
ほら Say No 低音響かせろ
なんだかな…ってつまんないこともあるでしょう
ロンリー論理のノート ハンディー本気脱走
やんなっちゃって泥に Bad ご法度だろうが溺れて堕ちて そろそろいっか
もっと頑張って アガるまでもっと頑張って
繋がろうひとりよりふたり 増えたら安心 心配ないや
Alright 任せて Don’t Mind
波あり難題 みんなで乗っかっちゃえば
案外さくっと行っちゃいそう
半端なら K.O. ふわふわしたいならどうぞ
開演準備しちゃおうか いてもってもしてね
ほら Say No 低音響かせろ
今宵は暗パーティー
Woah 踊りだせ 踊りだせ 孤独は殺菌 満員御礼
Woah みまで おシェアで ここらでバイバイ Let go
どんな劣等感だとて 即興の血小板で
抑え込んで 突っ込んで 仕舞っちゃうでしょ
Up and down なテンション
ねえまいっちゃってんの相当
ドバっと噴き出すのは 本音の独り言
「別に興味ない」
「特に関係ない」
塞ぎ込んで 舌鋒絶頂
合図を奏でて PrrPrrPrr
ほらまって夜行だ 鳴いていこう
半端なら K.O.
Woah 踊りだせ 踊りだせ 孤独は殺菌 満員御礼
Woah みまで おシェアで 今宵も暗転パーティーだ
Woah またのお越しを きっと
Woah 次回までお元気で ここらでバイバイ Let go

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ado/odo/

「踊」1番の歌い方

頭フック

半端なら K.O. ふわふわしたいならどうぞ
開演準備しちゃおうか いてもってもしてね
ほら Say No 低音響かせろ

一行目は、Adoさんと同じように地声と太い裏声を行ったり来たりしていまが、2行目の「 いてもってもしてね」の部分はAdoさんが高音部分を裏声に切り替えしているのに対し、namelessさんは地声(もしくはミックス、ベルト)して出しています。

namelessさんの特徴でもある力強い高音のミックスボイス&ベルティングボイスが炸裂していますね。

namelessさんはどんなにキーが高いボカロ曲でも原曲キーで歌える歌い手さんですので、高音の練習をしている人はとても参考になる発声だと思います。

Aメロ

なんだかな…ってつまんないこともあるでしょう
ロンリー論理のノート ハンディー本気脱走
やんなっちゃって泥に Bad ご法度だろうが溺れて堕ちて そろそろいっか

Aメロは比較的低いキーですが、低い中でも音程は上下に移動するのでしっかり音を当てるのはなかなか難しいです。そして4つ打ち(バスドラムのドッドッドッドッという音)をしっかり聴いて縦のノリを出せるかどうかが、Aメロのポイントとなります。

声の響きはあまり太くなく、軽快にリズミカルに歌うと良いと思います。

Bメロ

もっと頑張って アガるまでもっと頑張って
繋がろうひとりよりふたり 増えたら安心 心配ないや
Alright 任せて Don’t Mind
波あり難題 みんなで乗っかっちゃえば
案外さくっと行っちゃいそう

BメロはAメロに比べると声の響きが太くなっています。舌を下げて喉(口の奥)をしっかり広げて歌うと雰囲気が出ます。

フック

半端なら K.O. ふわふわしたいならどうぞ
開演準備しちゃおうか いてもってもしてね
ほら Say No 低音響かせろ

フックは曲の始まりのフックと同じように歌っています。1行目は地声と裏声を行き来して響きは太く、2行目からは突き抜けるような高音を使っています。

サビ

今宵は暗パーティー
Woah 踊りだせ 踊りだせ 孤独は殺菌 満員御礼
Woah みまで おシェアで ここらでバイバイ Let go

サビの「Woah」が(C5〜C#5)の音なので地味に高いです。口を大きく開けて軽く飛ばすように発声すると出しやすいと思います。ここで力んでしまうと最後まで喉が持ちませんので気をつけましょう。

「踊」2番〜最後の歌い方

Aメロ

どんな劣等感だとて 即興の血小板で
抑え込んで 突っ込んで 仕舞っちゃうでしょ
Up and down なテンション
ねえまいっちゃってんの相当
ドバっと噴き出すのは 本音の独り言

1番と全く違うメロディーになります。

歌い方は1〜2行目がナチュラルな歌い方なのに対し、3〜5行目は力が抜けたような歌い方で、ウィスパーとまではいきませんが息を多めに吐いている歌い方のようです。これもnamelessさんがよく使う歌い方ですね。セリフのようだけどメロディーはしっかりある歌い方です。

Bメロ

「別に興味ない」
「特に関係ない」
塞ぎ込んで 舌鋒絶頂
合図を奏でて PrrPrrPrr
ほらまって夜行だ 鳴いていこう

2番のBメロも1番と全く違うメロディーですね。

ですがAメロより太い声で歌っているのは同じです。そして太い裏声に行ったり来たりしています。namelessさんのように太い地声と裏声をスムーズに行き来するには、常に舌根をしっかり下げて喉を広げながら歌うと、地声と裏声が切り替わる時に引っかからずスムーズに切り替える事ができます。切り替えるというよりは勝手に切り替わるイメージですね。

慣れると楽しくなるので是非練習してみてください!

サビ

半端なら K.O.
Woah 踊りだせ 踊りだせ 孤独は殺菌 満員御礼
Woah みまで おシェアで 今宵も暗転パーティーだ
Woah またのお越しを きっと
Woah 次回までお元気で ここらでバイバイ Let go

「半端なら K.O.」の「K.」を地声のように響かせていますが、次の「O.」の裏声にスムーズに切り替わっているので、おそらくここはミックスボイスだと思います。

「孤独は殺菌」の「殺菌」は声帯を強く閉じて強い息をあててがなり声のような発声になっています。

「またのお越しを きっと」の部分も、声帯を強く締めて響きも固くなっています。

最後の「次回までお元気で ここらでバイバイ Let go」は「次回までお元気で」が太い裏声で、「ここらでバイバイ Let go」が固くて鋭い声になっています。

太い部分は喉をしっかり開けて声帯もリラックスさせて裏声にします。

固く鋭い部分は喉は開けるのですが声帯はしっかり締めて緊張させています。「バイバイ」は声帯をぐっと引き伸ばしてベルティングボイスになっていると思います。

まとめ:踊【歌ってみた。】namelessさんの歌い方解説!

お疲れ様でした。

namelessさんは声帯閉鎖力がとても強く、どこまでも伸びていくようなとても鋭くて力強いベルティングボイスを使える歌い手さんです。さらに曲によって全く違う歌い方と表情を見せる歌声で、どの歌ってみた動画もnamelessさん色に染めてしまいます。

声帯閉鎖力を鍛える方法については、下記の記事も参考にしてみてください。

namelessさんの歌い方からは高音発声だけでなく表現力も学べると思いますので、他にもnamelessさんの人気歌ってみた動画のリンクを張っておきます。

「スキスキ絶頂症」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm28146187

「ミルククラウン・オン・ソーネチカ」
https://www.youtube.com/watch?v=2J1wTG0X_zc

歌い手さんの歌い方解説は他にもありますので、よかったら読んでみてください。

トキ
トキ
最後まで読んでいただきありがとうございました
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